子どもが始めた習い事を、急に「辞めたい」と言い出した時、どうしたらいいの?と迷いますよね。
習い事をやめる?やめない?それとも…?
子どもの習い事は、わが子にも今までにいくつかさせてきましたが、かならず一度は「やめたい」と漏らしていました。
周囲のママ友の中にも子どもが「習い事をやめたい」と言っていると悩んでいるママがいます。
そんな風に「子どもが習い事をやめたい」と言い出した時の「考え方」や「対処法」をまとめます。
子どもが習い事をやめたいといった時
子どもが習い事をやめたいといった時、ママたちがまずしたこと。
それは「なぜ辞めたいのか」理由を聞くことだそうです。
先生が嫌なのか
練習が厳しいのか
友達が嫌なのか
習い事じたいが嫌なのか
まずは、理由が分からないと対処法も分からないですよね。
このように、何が理由でやめたいのかをまずはっきりさせたいと思うママが多いようです。
先生が理由でやめたいといった時
わが子の場合もそうでしたが、「先生が厳しいから」という理由で習い事をやめたいと言い出す子も多いようです。
わが子の場合は、どうやら練習中に先生に怒られたことが理由で「やめたい」と考えたようです。
たった1回先生に怒られただけであっさり心が折れてしまったわが子でしたが(笑)、
「へえ!先生に怒られるなんていい経験したね!そういう経験がある子どもは大人になった時に力がつくよ!」
と説得力があるのかないのか分からないことを言ってみました。
すると、しぶしぶ次の回は練習に行きました。
次の回では先生に怒られなかったようで、「今日の練習は楽しかった!」と言って帰ってきました。
お友達のAちゃんの場合も、やめたい理由は「先生」だったそうです。
他の子に比べて、声が小さく、なかなか挨拶ができなかったことが原因で先生に注意されたのだそうです。
大きな声で挨拶ができるようになるまでは「行きたくない」とこぼしていたそうですが、あきらめずに続けさせたところ、次第に大きな声で挨拶ができるようになり、今ではやめたいとこぼすことはなくなったそうです。
先生も、最近の子どもは「親に褒められて育っている子ども」が多く、ちょっと注意をしただけで「やめてしまう」と心配していました。
「怒られる」「注意される」ということに免疫がないと、すぐにやめたいと思ってしまうこともあるようです。
少し注意しただけでも「まだ小さいんだからそんなに怒らなくても・・・」と先生の指導に不満を持つ親御さんも最近は多いのだそうです。
あきらかに指導の行き過ぎでは困りますが、少しくらいの注意でへこたれない心を育てる良い機会と考えることもできそうです。
練習が理由でやめたいといった時
わが子も「練習が難しいから」やめたいと言うことがありました。
どうやら、上級生と一緒に練習をしたようで、小学6年生が簡単にこなせる練習メニューに当時小学1年生の自分が全くついていけないことに劣等感を感じてしまったようです。
この時は、上級生の練習メニューを先生に許可をいただきビデオに収め、家で練習させました。
何回か練習するうちに上級生と同じようにとまではいかないまでも、それなりについていけるようになりました。
わが子の場合は、「練習についていけない」ことで続けていく自信がなくなったことが原因でした。
この時は、親が練習につきあうということで自信を取り戻し乗り越えられたようです。
お友達のBちゃんも、「練習についていけない」ことで習い事をやめたいと漏らしていたそうです。
Bちゃんのママは、「やめたいならやめれば?」というあっさりした考えのママだったので、なんと入会して1ヵ月でやめたそうです!
入会金などの支払いがあったので、お金としてはもったいないのですが、Bちゃんのママは「まだ小さいんだし、お金よりいろいろ他も試してみればいいと思っている」と話していました。
お友達が理由でやめたいといった時
習い事は、ひとりで行うものもありますが、基本はやはり周囲のお友達との関係性も問題になります。
お友達のCちゃんは、たくさんの同年代のお友達と楽しく習い事をしていたのですが、ある時、受験シーズンにさしかかると同年代のお友達が塾通いのために一斉にやめてしまったのだそうです。同年代のお友達が一気にいなくなってしまい、Cちゃんがチームの最年長に。年下の子どもたちしかいないチームになってしまったのだそうです。
そこでCちゃんのやる気は一気にダウン。習い事に行っても一緒にお話しする友達がいない…ということに挫折し、半年間は頑張ったものの結局やめてしまったのだそうです。
Cちゃんのママは、「あと1年は続けてほしかったんだけど、本人がどうしてもというので」と残念そうに言っていました。
新しいお友達がすぐにできればいいのですが、子どもは、習い事が終わった後の雑談も含めて習い事と考えるようで、お友達が全くいない習い事は続けにくいと感じることもあるようです。
習い事じたい理由でやめたいといった時
せっかく始めた習い事でも、思ったより向いてないということもあるようです。
お友達のDちゃんは、ふたつの習い事を同時に始めたそうです。
ひとつの習い事には興味があるのか自宅でも熱心に練習に取り組んでいたそうです。
しかし、もうひとつの習い事への関心はイマイチ。
Dちゃん自身がやめたいと漏らしたことはなかったそうですが、あまりにも練習しないので、何年たってもやる気の芽生えない習い事は、親がやめさせたそうです。
また、同じ習い事を何年も続けていたお友達のEちゃんも、長く習い事を続けたことによる「飽き」がでてしまったのかよく「やめたい」とこぼすようになったそうです。
Eちゃんのママは、小学校6年生までは続けてほしいと思っていたので、根気よく声をかけ、結局6年間同じ習い事を続けることができたそうです。
同じ習い事を6年間も続けさせることができたEちゃんのママに聞くと、
「やめたいという気分の波は何回もあった。でも数ヵ月するとまた頑張ろうって気分が上がってくるのよね。だから、やめたいといってもすぐに判断しないでしばらく様子をみるようにしたのがよかったのかも」と話していました。
まとめ
子どもが習い事をやめたいと言い出すと、予期していないとびっくりしてしまうことがありますよね。
しかし、長い間習い事をさせていると、一度は子どもが「やめたい」と漏らす事も多いもの。
その時にすぐに辞めさせるか、少し様子を見るか、子どもの様子を見ながら、子どもにとってベストな選択を判断していきたいですね!